東京都豊島区 商業ビルD様 漏水調査②

前回のブログ では、事前調査にお伺いした様子を書きました。

数日後、詳細な漏水調査を行う為、3人でお伺いしました。

漏水調査は、基本2人以上でお伺いします。
特に階下漏水している場合は、上と下で連絡を取りながら調査する事が必要だからです。

壁紙がめくれて、床に天井のボードが散乱しているのは、数日前と同じ状況です。

一方、数日前と違い、天井ボード周辺が濡れています。

ここ数日で漏水があったようです。

天井内を見られるように、照明器具を外します。

また、同じように天井内を見る為に、天井のボードを壊します。

漏水.net

天井内部です。

H鋼から水が滴っているのが見えました。

ここでお待ちかねの?漏水調査液が登場です。

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市販品ではないので、商品名にボカしを入れています。
ちなみに、誰でも手に入れられる商品ではないです。

ここでは右側をA液、左側をB液と呼びます。
A液とB液が混ざると、赤色に変色します。
この作用を利用して、A液を含んだ水を撒いた後、階下に漏水した水に、B液に反応させて漏水箇所や漏水原因を特定します。

すいません、ちょっと分かりにくいですよね。
この後の漏水調査の様子を見ながら、ご理解いただければと思います。

まず漏水している箇所から、水を採取します。

漏水.net

採取した水を含んだ布にB液を吹きかけます。

漏水.net

反応しませんでした。

これ、結構重要な作業です。
偶然、A液と同じ成分が元々天井内にあった場合、この後の調査の信憑性が無くなってしまいます。
A液を撒く前に反応しない事を、最初に確認しておく必要があります。

上階の飲食店の厨房に移動します。

特に異常は見当たりません。
今日、特に調べたいのは防水切れによる漏水です。

以前このブログでも説明しましたが、防水層について再度説明します。
コンクリートは水が浸透する為、厨房やトイレなど水を使用する床の下には、防水層という水を通さない層を敷設します。
それより水が階下に漏れないようにしたり、建物の躯体の劣化を防ぐ効果などがあります。

今回は、その防水層が切れて、厨房の床に撒いた水やこぼれた水が階下の廊下に漏水したのではないかと当たりをつけているわけです。

漏水箇所の真上の位置です。

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ゴミなどが散乱しており、片づけます。

そこへ、A液を説明書通りに希釈した溶液をバケツに入れて撒きます。

少し離れた場所にも、同様に撒きます。

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A液を撒いた後です。

大半は側溝に流れ出ていますが、側溝内周辺の防水切れの可能性もあるので、それはそれで意味のある事です。

この後、階下へ戻って確認しましたが、まだ漏水を確認できません。

防水切れの場合、少し時間が経過してからゆっくり染み出してくることがあります。
(我々は、これを回ってくると表現します)

数日かかる事もありますので、漏水調査を2回に分けた理由はここにあります。

数日後の調査は、次回のブログにて紹介します。

ビルに限らず、関東地方のマンション、戸建て、事務所、飲食店、店舗、工場など、漏水や水漏れがありましたら「漏水.net ( rousui.net )へお気軽にご相談ください。